The things nobody can take away from you.
矢花くん主演舞台13公演全ステが終わり、無事通いきり、燃え尽き症候群になるのが怖いのと、あまりにもモボ・仕事・プライベートイベントで詰め詰めの9日間を過ごしたから思いっきり気持ちを切り替えたいのと、輝かしい矢花くんの現在進行形のキャリアを間近で観たのとで、
「自分と全然違う世界で働く人の姿に触れたい。あと英語熱再燃したから英語浴びたい。」
と思い、アマプラで"シェフ 三ツ星フードトラック始めました"を観た。
意外と音楽が良かった!久々にラテン音楽聞いた!!!
いや、話もシンプルで気分上下しすぎず観れて良かったんだけど、音楽がかなり良くて平日夜仕事した後に観るにはちょうど良かった。ラテン音楽・料理・煽りまくる英語、というモボ朗読劇とは全く被らない要素で構成されていて、頭切り替えるのにも最適な映画だったなー。
そんなに大どんでん返しがあるような映画ではなかったから、現実的すぎなかったのも良かった。
「好きこそものの上手なれ」って言葉が好き。
この映画はまさに、好きを極めて好きなことを飯のタネにする上で衝突しがちな壁について描いてて、そうだよねー、好きって気持ちだけで食っていくのって端から見るより大変なんだよねー、と改めて思わされた。
それでも、やっぱり好きだから頑張れるし、いざという時の底力も出るし、その姿を見てる周りの人間もこの人にならついていこうって思うんだよな。
今期のドラマでは「コントが始まる」にドはまりしてたけど、あのドラマもお笑いが”好き”という気持ちで突き進んだ3人の10年間と、そして解散に至るまでの経緯がその10年間と絡めて丁寧に描かれていてすごく好きだった。
何かを”好き”と思ってそれを突き詰めていってる時間って、その結果それで食べていくことができなくても、その後の人生でふと「あー、このためにあの時間があったのか。」と伏線回収のような出来事があったりして、いつその時間が報われるかなんて当人も誰も分からないもんだよな。自分のまだまだ若造の人生でもそれを実感するもんな。
人生は短期戦ではなく、長期戦。簡単に手に入るものは誰かに奪われてしまうリスクがいつもあるけれど、腐らず努力して会得したものって誰からも奪えなくて、そういうものが一番価値があると思うし、そういうものをたくさん集めていける人生を送りたいなと思わされた映画だった。
そしてまた自分のキャリアについて悩むループに陥る。はー、がんばろ。
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