Don't be material!

7 MEN 侍の矢花黎くんを愛でる日々の備忘録

【ブライトン・ビーチ回顧録 9/20昼】ひとつ屋根の下というこの世で一番小さな国

 

Sexy Secondツアーから通っているセクゾ現場。初のちょり主演外部舞台に行ってきた!

縁あって何公演か通える内の今日が初日だった。

 

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初めてのプレイハウス。小さくて見やすくて、THE劇場って感じで好きだった。

2年前にNY旅行行ったときに、ブロードウェイの小さな劇場に行ったことを思い出した。

あの時ブルックリン区域で寝泊まりしてたから、ブライトンビーチ行けばよかった!!!

 

この舞台が決まってチケット取れてから、とにかく楽しみで原作も読んでお気に入りのセリフも話全体の起承転結も頭に入れて挑んだ。

meromero887days.hatenablog.com

 

この舞台の話が出るまで、ニール・サイモンのことは知らなかったけど、今回パンフレット買って彼の作品一覧集が載っていて「アパートの鍵貸します」(この映画を原作として”プロミセス・プロミセス”というブロードウェイミュージカルを作ったらしい)の名前が出ていて、この映画結構好きなので嬉しかったな。そして妙に納得。人生は楽しいだけじゃないけど起きること全部楽しまなきゃ損でしょ!というスピリットを感じる映画だし、今回のブライトン・ビーチ回顧録の原作でも同じものを感じるから。Make the most of your life、だね。

 

原作で話の流れは全て分かっていたから、ひとつひとつのシーンやセリフに対するちょりの解釈が垣間見れたのがとても嬉しかったし、何より、とにかくちょり演じるユジーンが愛くるしくて可愛くて、ずーーーーーっと見ていたかった。

 

起承転結がドラマチックで非現実的なお話も好きだけど、ちびまる子ちゃんとかサザエさんとかあたしンちとか、エッセイとか雑記ブログとか、そういう他人の何気ない日常や何を考えて日々生きているのかを見るのが好きで延々と見ていられるタイプだからこそ、今回のブライトン・ビーチ回顧録、心乱されることなくあったかい気持ちで見ることができてとても好み。

 

ひとり暮らし歴が長くて、ひとりの時間が大好きで、コロナ禍で帰省もできずその傾向がますます強まってる自分としては、こういうドタバタ家族コメディはなんだかまぶしかったな。ひとつ屋根の下で、煩わしく思いながらもケンカをしながらも、根っこの部分に愛情があるからお互いを助け合って、一緒に生活を営むという行為。家庭って、この世で一番小さな国なんだよなと舞台を見ながら思った。

 

あとは、パンフレットでも演出家の方が書いていたことで、舞台となってる時代(第二次世界大戦の数年前)の、あんなに明るい家庭にも影を落とすくらいのあの不穏な感じが、なんとなく今のウイルス・ワクチン戦争してる今の時代の雰囲気にも通ずるものがあったなと感じた。それでも、時間は誰にも平等に過ぎていくから、その時自分にできるベストを尽くして大切な人達と自分でできるだけハッピーな時間を過ごせるようにしないといけないよね、と。

 

そういうことを考えながら見ていたから、(確か父ジャックの)『両足を失うことより、自分の不幸を言い分けに心がねじけてしまうことが、何よりも人生の足枷になる』みたいなセリフ(うろ覚え...)がとても心に残った。

 

ひとつ屋根の下で起こる他人の家族の何気ない日常の話だけど、今の時代に生きる一人暮らしの自分にも、人生を楽しく生きるための色んなヒントを与えてくれる素晴らしい舞台。ちょりが主演で演じてくれて、それに通えることの幸せ噛みしめて、一回一回の観劇を大切にしようと思う。

 

そんな2021年秋。

 

 

 

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