【空想科学劇『Kappa』を観た】答えのない世界を漂うのが好き
観てきた!
少年忍者の織山くんが結構好き。elfの時も可愛かったんだよ〜!!
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この公演は脚本演出が幸福王子と同じペアだし、公演の知らせが来た時から行きたいな〜となんとなく思ってた。
↓幸福王子、超好みだったので。
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そのあと、矢花くんのモボが決まって同じ脚本演出ペア・同じ会場と分かり、「モボの会場下見も兼ねて行くか...(という言い訳ができて嬉々としてた)」とチケットポチった。
ステラボールは寒いという情報を、2.5次元オタの友達から聞いてデカストール持参した。まじで寒かった...
あと、座席によって運命分かれすぎる会場ということをこの目で見て理解した。百聞は一見にしかず。
モボ前に下見来て良かった〜〜〜!!!
開演30分前に駆け込みで原作読み終えたから、原作のシーンと演出が全て結びついて脳みそフル稼働だった。「あ、このシーンこうやるんだ」という発見続き。
幸福王子も、Kappaも、原作が原作だから
「生殖、人権、幸福、差別、貧困」
という重いテーマが作品通してずっとある。
THE 正解というものがないことを自分なりに考え続けることが好きなので、この脚本演出ペアが好みなんだよな。
今回のKappaで言うと、
・有性遺伝子、劣勢遺伝子という言い方はなぜ悪いのか。人間はその言葉を使ってないからといってその言葉を使っているに値するような行動をしていないと言えるか。
・人を完全に理性的、感傷的どちらかに割り振れるのか。カッパも人間も結局時と場合によってどっちにでもなりえるのではないか。
・"出口(カッパの場合は母親の腹、主人公の人間の場合は人間界へ戻る穴)から出たら後悔してはいけない"とされ、どちらも自分の意思で出て行くが結局後悔してる。しかし、出ないことを選んだ場合は何も生まれない。結局は自分の選択を正しかったと思えるかどうかは、選択をした後の自分次第?
・幸福は倦怠を伴い倦怠は苦痛を伴う、と繰り返し言われていたが、苦痛を伴わない幸福に価値はあるのか?快楽と幸福は違うと個人的には思ってるから、幸福には苦痛もつきものだなと改めて思った。
・主人公の人間がKappaのしてることに幻滅するシーンが何度かあったが、結局人間がしてることを簡単に表すと同じことなのでは?
・精神病棟のシーンでは、その人にとって何が幸福か、どの世界が正解かなんて誰も決められないけど、みんなそのことを忘れて好き勝手言うよなと思った。
勢いで書かないと自分の感情忘れそうだから、殴り書き!
織山くんのコンテンポラリーダンス(?)や目の表現力、ベンジャミンバトンな青木くんの儚さに圧巻される舞台だった。青木くんの、柔らかい目元と、小さくて整ってる鼻が可愛くて癒されたよ...
観に行けて良かった!
もっと少年忍者(最近やっと全員暗記した)の現場行きたいな。
閉演後、「来週末からこの会場に9日間通うんか...」と思いながら帰路についた。矢花くーーーん!!!!!
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