Don't be material!

7 MEN 侍の矢花黎くんを愛でる日々の備忘録

【モボ備忘録 6/26 夜】私は私を演じてる

 

モボ朗読劇『二十面相 』~遠藤平吉って誰?~の13公演中12公演目!

 

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(色々写り込みすぎて白黒加工)

 

最前から2列目下手だった!いや近いわー、双眼鏡なくても全然見えたよ。泣

明日はもっと近くて、通い尽くして話の流れや好きなタイミングがつかめた上での、最終2公演が近いのありがたい。ありがとうチケットの神様。

 

「残り2回か。あー終わってほしくないよー。」って思いながら見たから、なんかいつもより切羽詰まった気持ちで見てしまった。話の展開どころかセリフすら結構暗記してきてて、自分なりの解釈も固まってきてるから、これ以上吸収できることってほんと限られてるとは思うものの、1秒たりとも見逃したくない!!!っていう強迫観念というか。

 

全13公演通うぞと決めた時は、大好きな矢花くんと言えども自分の気持ち中弛みしないかな、それは避けたいな、と心配していたけど心配無用だったな。色々あって幸福王子7公演通った時に「スズカツペアの脚本・演出・音楽が好きだな」と確信し始めてたけどKappaと今回のモボで完全な確信に変わったわ。好みの脚本・演出・音楽に大好きな矢花くんが出てるんだもんな。そして内容も自分が好きな”正解のない世界”で、好きじゃないはずがない。

 

明智と二十面相は一人の人間の表と裏」というスズカツさん説で最後まで一貫して話は進んでいって、観劇する回数が増えるほどに、矢花くんが侍ふで話してた「他者が描く自分のイメージ」と「自分が自覚してる自分」のギャップってほんと誰にでもあるなと思う。二十面相や明智だけではなく、誰にでもある。彼はあなたであって、私であって、誰でもあって、誰でもないっていうこの舞台の主旨の通り。そう考えると、あの時の侍ふを書いてた矢花くんは(当たり前かもしれないけど)ちゃんとそのことを理解した上で色々自論を展開してくれたんだなーーーっと時差で確信して、たまらない気持ちになってる。

 

この舞台はもちろん、芸術作品に触れた時は、その時は雑でもいいから何かしら自分なりの解釈をして落とし込むことって大事だと思ってる。そうやって、色んな人が残してくれたオリジナリティに自分のオリジナリティを加えて(インプットして)、できたらそれをアウトプットして、それがまた誰かに良い影響を与える。そういう循環ができたら文化が豊かな社会になるのになと思う。特にコロナ禍は、日本では芸術・エンタメ系は最初に打撃を受けて、たぶん手当してもらえるのは最後になるんだろうなと端から見てても分かるくらい蔑ろにされてるから。不要不急という言葉が嫌いになったもんな。その時その作品が早急に必要な人に取ったら、全然不要不急じゃないし。自分みたいに「矢花くんが出てるから観に行こう!」という気軽な気持ちで観に行ったものが、矢花くんが最後の挨拶で言ってるように、その後の人生でじわじわと良い効果をもたらしてくれたり、小さじ一杯のからくりになってくれるかもしれないし。即効性のあるものだけ得て生きてたら、心の豊かさが無くなってしまうよな、と今回改めて思った。

 

.....と、話がズレまくってるけど、作品を通して自分以外の人の人生や思考に触れることで、より自分の色って濃くしていけると思う。そういう話を↑の矢花くんの侍ふ回の感想で書いたよな、と舞台帰りに思い返した。

 

meromero887days.hatenablog.com

 

他者から求められる自分を演じることと自分が理想とする自分を演じることに違いはあるのか、演じてる自分が本当の自分ではないなら本当の自分らしさって何なのだろうか、ということをこの舞台を通して考えるきっかけになった。

 

と、まあ色々書いてしまったけど、明日は最後の観劇だから力み過ぎないで楽しもう。そのために毎日自分のために備忘録つけてたんだわ。自分偉いぞ!!!!

 

今日のタイトルは、UNISONボーカルがやってる別バンド(というかDuo)の中で一番好きな曲の歌詞。二十面相に合ってんなー!!!!

 

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